約 30,345 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/86.html
No. タイトル 登場人物 あらすじ No. タイトル 登場人物 000 魔人が目覚める日 ルルーシュ・ランペルージ、白石みのる、相田ケンスケ、朝倉涼子他 001 ハジマリ 古手梨花、ヘンゼル、グレーテル、神崎黎人、菊川雪之、珠洲城遥 002 冷たい手、温かい手 高槻やよい、神山咲夜、天海春香、水瀬伊織、夜神月 003 The Vampire Twins Comen ルルーシュ・ランペルージ、枢木スザク、ヘンゼル、グレーテル、武田将士 004 夢 005 嘘と沈黙 006 涼宮ハルヒの消失 007 幻視する神 008 意志を継ぐもの 009 新世界 010 運命の変え方 011 1人 012 血戦 013 ナナの願い ハチの夢 014 僕は鳥になる。 015 戦うもの、戦わざるもの 016 今、できること 017 こころの迷宮 018 たいせつなもの 019 炎の舞 涙の運命 020 いきなりは変われない 021 雛見沢症候群 022 残酷よ、希望となれ 023 優しい世界
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2880.html
(※ これは谷口探偵の事件簿の続きです) 長門が新しく発売される文庫本を買いに行くというので、行ってこいと言ったら荷物持ちについてきてくれと返答してきた。 文庫本を2,3冊買う程度でなぜ荷物持ちが必要なのか。嫌な予感がしたのでイヤだと断ったが、どうせすることなくて暇なんでしょう、と古女房のようなことを言ってきた。実際することもなくて暇だったのだが、そのままハイハイと言うことを聞くのもシャクだったので嫌だ嫌だとダダをこねていると、長門に頭を叩かれた。 何故この年になって、10代のガキに頭をピシャリとされねばならぬのか。あまりのショックにいろいろ考えていると、畳み込まれるように長門に同行を促され、半ば強制的に連れ出されてしまった。 まだまだ俺も甘いと思う。 仕方なく不貞腐れた顔で、夏場のチンピラのようにダラダラと歩いているとまた長門に、「………兄貴、恥ずかしいからちゃんとして」と注意された。母親に姿格好で反抗するダメな息子のような気分になってきた。 電車に乗って、最近できたばかりというデパートにやって来た。なにも文庫本を買うためだけに、出来たてホヤホヤのデパートに来なくても。新しい場所っていうのは、人が無尽蔵に集まってくる集合地点でもあるんだ。人間は旬の物がことの他好きなものであるからして、こういう場所に来たかったら、ある程度ほとぼりが冷めて人足が少なくなった頃合に来るのが疲れなくていいんだぞ。 「………中年はこれだから…」 おいちょっと待て、誰が中年だ。俺はまだギリギリ青年と呼べる範囲だぞ!? 訂正しなさい! 「………いや」 最近こいつが兄貴分である俺の言うことを聞かなくなってきた。反抗期だろうか。 「あれ、谷口くん? やっぱり。谷口くんと長門さんだ。お久しぶりです」 長門の買った本を10冊ほどまとめて紙袋に入れて腕にかけていると、人ごみの中から見覚えのある人影が現れた。見覚えがあるなんてもんじゃない。たとえ記憶喪失になって長門のマセ顔を忘れても、この方の尊顔を忘れるなんてことはないに違いない。 朝比奈さん。お久しぶりです。あれ、今日はお一人ですか? 「ううん。キョンくんと、キョンくんの妹さんと一緒よ。今は自由行動中なの。あと30分したら、1階の広間に集まる約束をしてるわ」 そうでしたか。くそ、毎度毎度キョンのやつめ。 「その後3人でお昼を食べる予定なんだけど、谷口さんと長門さんも一緒に来ない?」 「………行く」 間髪いれずにこくりとうなづく長門。 俺はどっちでもいいんだけど、長門が行きたいって言うんなら仕方ないな。うん。一応、俺が保護者なんだからな。うんうん。 朝比奈さんは何か買い物に来たんですか? それとも、新しいショッピングモールに冷やかしに? 「目的があってきたわけじゃないけどね。新しい店とかできたら、どんな所なのか見てみたいじゃない?」 「………ほら、兄貴。若い人はこういうアクティブな思考をするもんなんだよ」 やかましい。せっかく荷物持ちについて来てやったのに。紙袋をお前に押し付けて帰ってもいいだんぞ。 「その紙袋、長門さんの本だったの。谷口くんは荷物持ち? 優しいのね」 そうなんスよ。こいつがどうしてもってダダをこねるもんだから、仕方なく来てやったんですよ。いやあ、参った参った。あはははは。 「………うそつき」 ところで、朝比奈さんは何か買い物したんですか? そのビニール袋に入ってる箱、なんですか? 「ああ、これ。これは、キョンくんが私に買ってくれたの。オルゴール。ちょっと素敵じゃない?」 ああ……それはまた。ロマンチックですね。メルヘンっていうか、ポストモダンというか。 「………兄貴。私もああいうの欲しい」 ああいうの欲しいって。はあ。そう言うと思ってたよ。荷物持ちに来いって言われてた時からな。分かったよ、買ってやる。爪切りとかどうだ。実用的だろ? 「………つめきり…やだ」 文句言うなよ。1週間くらいしたら絶対に、オルゴールよりもこっちの方を買ってもらっておいてよかった!て思うようになるから。俺は無駄のない男なのだ。 その後、俺と長門は朝比奈さんたちと5人で昼食を食べ、ぺちゃぺちゃ喋ってぐだぐだクダ巻いて、別れて家に帰った。 長門には結局、高価な爪切りを買い与えるハメになったしキョンともフリットを取り合っていつものように険悪なムードになってしまったが、まあそれもいつものことだ。なんだかんだで楽しいデパート見物だった。 その帰りに長門の家の近くまで荷物を持って行かされたが、長門に交通費を出してもらえたから電車代は1円も出さなくてすんだ。 家に帰ると、部屋に忘れていた携帯に国木田からメールが届いていた。急ぎの用だったらマズいなと思って確認したが、今夜用があるから店まで来てくれという内容のメッセージだった。よかった。指定の時間まで、まだ間はあるな。しかし何の用だろう。 いつものように使い古した中折れ帽をかぶり、俺はまたダラダラとした足取りで家を出た。 だいぶ素直に涼しいと感じられるようになってきた夜の街を抜け、いつも通るうす汚れた路地を抜けていく。今日は空に雲がかかり、月も見えない静かな夜だ。 見慣れた灰色塀の雑居ビルの螺旋階段を昇り、相変わらず人が寄りつかないような場所にある国木田の店までたどり着いた。 店に入って中折れ帽を脱ぐと、店の奥から身なりの整ったバーテンダーが現れた。 「やあ谷口。メールの返信がなかったから、どうしたのかと思ったよ」 ああ。悪かったな。ちっこいギャングに拉致されてたんだ。 「まあいいや。キミなら来てくれるお思っていたよ。でも、気を遣わせてしまって悪かったね。大した用事じゃなかったんだ」 気にするな。俺もやることなくて暇だったんだ。 「店においてあった酒が古くなってね。お客さんに出せなくなったから処分しようと思ったんだけど、ちょっともったいなくて。まだ十分飲めるんだし、キミにあげようかと思って。食品衛生上、本当はこんなことしちゃいけないんだけどね」 そういって国木田は棚から、濃いグリーンのボトルを取り出した。 固いこというなよ、国木田くん。固いこというなよ。俺とキミの仲じゃないか。なに? つまり、その酒を捨てるのがもったいないから、谷口くんに個人的に処分してもらいたいと。そういうことかい? 「そういうこと。キミ、普段からあまり大したお酒を飲んでないんでしょ? たまにはさ。上等な物を飲んでみるのもいいんじゃない?」 内緒だよ、と笑顔で国木田はボトルを開けた。 堅苦しいこと言うなよ。墓の中まで秘密にするって約束するよ。約束するから早くくれ。 あ、これうまいな。おお、なんか違う。においが違うな、におい。 「においじゃなくて、香りって言いなよ」 これは、あれだろ? 蒸留系の……なんだっけ。名前がここまで出掛かってる、ここまで出掛かってるんだけど。えと、エール? 「ははは。もういいよ。名前知らなくても、味が分かればそれでいいじゃないか。いっぱいあるから、飲みなよ」 いやあ、悪いねえ。こんなうまい酒をいただくのは初めてかもしれない。 「ふふ。良かった。喜んでもらえて」 そりゃそうだよ。うまい酒を飲ませて……いや、処分させてもらっているんだ。しかもタダときたもんだ。これで文句を言うようなヤツがいたら、その場で俺がデトックスしてやるよ。 それからしばらく、俺と国木田はちまちまと名前も分からない蒸留酒を飲みながら、18の時に出会って以来の思い出話に花を咲かせていた。 静かな夜だ。ただ俺たちの話し声と、液体が瓶の口からそそがれる音だけが、2人きりの店内に響く。 少年時代に戻ったような気分で、俺と国木田はなにもかも忘れ、腹の底から愉快に話し続けていた。 邪魔をするものもなく、うまい酒を飲みつつ、仲の良い友人とさし合わせで語り合う時間。ありきたりな出来事かもしれないが、これはこれで満ち足りた幸せな時間だ。 「あの頃は、楽しかったね。よく年をとった人が過去をふりかえって昔はよかったって言うけど、みんなこんな気分になってるのかな。あの頃は辛いとか嫌だとか思えたことも、何年も経った今なら、それも良い思い出のように思えるよ」 年寄り染みたこと言うやつだな。そういうこと言うヤツはな、あれだ。中年なんだよ。若い人はそういう思考はしないもんなんだよ。俺は若いから、そういうことは思わないんだよ。分かるか? 俺はまだまだ若いんだ! 中年じゃありませんー! 「キミ、だいぶ酔ってきたみたいだね。これくらいにしとくかい?」 酔ってません! 俺は酔ってません! たとえ酔っていたとしても、酔ってなんかいませんよ! 「はいはい、分かったよ。気をつけて帰りなよ」 なんだよ。俺の言うこと信じてないな、こいつ。くそう。もういい! お勘定! 「お金はいいって。古くなったのを秘密で処分したんだから」 うーむ、せっかくポッケから財布をとりだしたというのに。しかし国木田がそう言うならしかたない。友人の顔をたてて、そういうことにしておいてやるよ。 「はいはい。ありがとうございました。足元に気をつけてね」 そこまで心配されなくても大丈夫です! 痴呆老人かよ俺は。少しもつれる足で、俺は椅子から立ち上がった。 んじゃな、国木田。あばよ。今日は楽しかったぜ。また処分しなければならない酒がある時は、いつでも谷口さんに言いなさい。すぐ駆けつけてやるから。 「あははは。そうさせてもらうよ」 俺が足元のおぼつかない思いで店のドアを開けると、おずおずとした様子で国木田が俺を呼んだ。 「ねえ、谷口。僕たち……友達だよね。ずっと。これからも。何があっても」 ああん? 何を言ってるのかよく分からんが、そうに決まってるだろ。お前は俺の大親友だよ。だからまたよろしくな。 カウンターの奥から出てきた国木田が満面の笑みで、俺に手を差し出した。 なに? 「握手」 はあ? 握手? なんでまた。 「いいから。ほら」 よく分からないが、まあいいや。俺は促されるまま国木田の手を握り返すと、上下にシェイクした。 これでいいのか? 「悪いね」 いや。別に。そんじゃ、また今度な。 「ああ。また……またね」 変なやつだ。まだ俺が酔ってるなんて世迷いごとを言ってるんだろうか。 俺は鼻歌をうたいながら店のドアを開け、店から出て行った。 さわやかな風の吹く、最高の夜だった。 つくづく自分が情けない。 この時、国木田の様子がおかしいことに気づいておくべきだった。 次の日、目が覚めると自室の床の上だった。玄関から上がってすぐのところで、うつ伏せ状態での起床となった。 昨日はけっこう飲んだと思ったが、二日酔いの気配もなく快調な目覚めだった。蒸留酒は悪酔いしないし二日酔いにもならないと言う。比較的健康にもいいらしい。今度から蒸留酒に乗り換えるのもいいかもしれない。 もぞもぞと部屋の中を歩き冷蔵庫をあけてみる。おお。なんということだ。見事なまでに何もない。ニンジンが2本あるだけだ。きゅうりならマヨネーズでもかけて丸かじりできるんだが、ニンジンはかじる気にならないな。いや、マヨネーズその物がないんだった。 ここまで何もないと諦めもつく。俺はよれよれになったシャツを着替え、顔を洗って寝癖を直し、家から出た。コンビニに行けば何か食いたい物があるだろう。持ち金があっただろうか。と所持金の確認をしようとポケットに手をつっこんだ俺は、あることに気づいた。 財布がない。あれ? こっち側のポッケだったっけ? いやいや、無いぞ。待て待て。これはどういうことだ。昨日、国木田のところへ出かける時、財布をポケットに入れた記憶はかろうじてある。ということは国木田の店に置いて来てしまったということか!? 落としたなんてことはないはず……そんなこと認めたくない。 暗澹とした気分で、俺は居間へ移動した。 頼む、国木田の店に置き忘れてたのでありますように! 祈る気持ちで俺は国木田の携帯に電話をかける。くそ、こんな時に限って国木田が携帯電話の電源いれてないみたいだ。一応状況報告のメールを送っておこう。 取りに行かないとダメだよな。あの財布に所持金が全部はいってるし。ATMのカードも財布に入れてあったし。銀行の通帳はどこにいったか分からなくなったから、銀行の窓口で金は下ろせないし。やっぱ国木田家に赴かないといけないのか。アレがないと飯も食えないもんな! ちくしょー、行くか! 自分に喝をいれる意味で声を張り上げ、俺はすきっ腹を提げてコンビニの前に国木田家へ向かって出発した。 自分のミスとは言え、意味もなく遠出しなければならないというのが腹立たしい。おそらく腹が立っているのは、空腹であることも関係あるに違いない。チクショー。 腹減った、無性に虚しい、ハングリー。字あまり。 「谷口くんじゃない。どうしたの? 財布をなくして朝食にありつき損ねたような顔して」 顔を上げると、目の前に小首をかしげた朝倉涼子が立っていた。 やあ。朝倉さんじゃないか。おはよう。大当たり。実はその通りなんだ。慧眼だね。 「慧眼っていうか、なんだか空腹で機嫌の悪そうな顔してたから。大丈夫?」 いやいや。機嫌悪そうな顔はしてないぜ。知らないの? 巷じゃ、今こんな顔がブームなんだぜ。流行最先端なんだ。 「他にそんな顔してる人、見当たらないんだけどな」 前衛的だろ? 「……何か食べる? サンドイッチくらいならおごってあげるよ」 マジすか? さすが朝倉さん。ありがとうございます。この恩はサンドイッチを食べ終わるまで忘れません。 「食べ終わるまで……まあいいわ。私についてきなさい」 朝倉さんにサンドイッチを2袋、コーヒー1杯をおごってもらった俺は、公園のベンチに座っておもむろに食べ始めた。おお、うまい。腹が減ってるから更にうまい。 「それで、財布は本当に店に置いてきたの? 落としたんじゃないでしょうね。もし落としたんだったら、早く警察に届けて銀行で口座の凍結の手続きをしないと危ないわよ」 んー、多分あそこで間違いないっしょ。酔って転んだくらいで財布がまろび出るほどやわなポケットじゃないし。 「ならいいんだけど。私に言われるまでもないと思うけど、お金のことはちゃんとしておかないとダメよ」 俺は卵サンドをかじりながら、ベンチの隣に腰を下ろす朝倉さんに目をやった。風になびく前髪が繊細で、どこか果敢なげな印象を受ける。 朝倉さんは、なんで俺にサンドイッチおごってくれたの? 「理由が必要かしら? 目の前に困ってる人がいたら、手を貸してあげたくなるじゃない。それだけよ」 俺、そんなに困ってるように見えた? 「けっこうね。でも理由が必要なら、なんとでも言ってあげるわよ。縁日で金魚をくれたお礼、とかね」 なるほど。これはあの金魚の対価ということか。いやあ、やっぱ人に金魚はあげておくもんだわ。 それからしばらく、俺はサンドイッチを食みながら空を見上げる朝倉涼子の横顔を眺めていた。彼女は、ずっと物憂げな眼差しで遠くを見ている。何を見ているんだろう。少し気になった。 まただ。朝倉涼子のその表情を、その輪郭の曲線を、姿を見ていると、足の先あたりからじわじわと、震えにも似た心地よい感覚が込みあがってくる。 いつからこんな感覚が現れ始めたのかは覚えていないが、よくよく考えてみると、それは初めて彼女に会った時からずっとあったもののような気もする。 夏祭りで朝倉涼子に出遭った時も、こんなことを思っていた。 俺の視線に気づいたのか、朝倉涼子がわずかに俺の方へ視線を送る。 「どうしたの?」 震える感覚が胸まで達した。俺はほとんど無意識的に、ぽろりと頭の中の言葉を口にしていた。 俺やっぱ、あんたのこと好きだ。 風が凪いだ。ように感じた。 朝倉涼子は大きな目を見開き、驚いたふうに正面から俺の様子を窺っていた。 あ、やべ。言っちゃった。 俺はとっさに、サンドイッチの袋とコーヒーパックをビニール袋に乱暴につめこみ、彼女に背を向けるように立ち上がった。 背中に朝倉涼子の視線を感じる。おそらく、さっきまでのように無言で驚いた表情をしているに違いない。 言うつもりはなかったのに。あー、言っちゃったよ。マズったな。気まずいな。どうしよ…… 遠くで、子どもたちがボールを蹴りあって遊んでいる声が聞こえてきた。 「あの……」 呟くような彼女の小さな声が俺の耳に届いた。あー、やっぱり。すげえ気つかわせてるよ。まずったわ。今世紀最大のミスだわ。 「なんて言うか、その。……ありがとう」 うっそぴょーん! と言って勢いよく振り返って誤魔化したいくらい重い空気が流れていたが、それはよくない。男として、人としてそれはよくない。どういうベクトルであれ、俺は彼女の心に大きな衝撃を与えてしまったんだ。彼女がそれを真摯に受け止めてくれているのに、俺が自分の理屈で一方的になかったことにしてブチ壊してしまいたくはない。俺の口から気持ちが流れ出てしまったその瞬間から、これは俺の問題じゃなくて朝倉涼子の問題になっちまったんだ。マジでまずったわ。俺の問題だけで終わらせておきたかったのに。 「わ、私も谷口くんのこと好きだよ。ほら! この前も金魚くれたしさ。今、私がお姉ちゃんと一緒に暮らせてるのも、谷口くんのおかげだし」 無理に作った喜声で朝倉涼子はそう言った。俺が友情とか仲間意識という意味で「好き」と言ったのだと思い込もうとしているようだが、きっと彼女自身それが違っていることに気づいているんだろう。でなきゃ、こんな無理して演技をしない。 誤魔化しちゃいけない。真剣に物事と向き合わなければならない時は、それが逃げ出したい状況であっても、適当なことを言ってはぐらかしたらいけないんだ。 俺はきびすを返し、朝倉涼子と向かい合った。さっきコーヒーを飲んだばかりなのに、のどがどんどん乾いていくのが分かる。ひりひりする口で、俺はもう一度、彼女に向かってさっきと同じことを繰り返した。 「私、その……人からそんなこと、言われたのって、初めてだから。なんて答えていいか、よく分からなくて……」 指を絡ませて下を向き、朝倉涼子はぼそぼそと小声でそう言った。 いや、いいんだ。答えをもらおうと思って言ったことじゃないから。ほら、俺って自分に正直だからさ。つい、思ったことを言ってしまったんだ。 「でも。返事はした方がいいんじゃ……」 いいんだ。いいんだよ。そりゃ返事がもらえるに越したことはないけど、今すぐなんて難しいだろ。いつでもいい。できればゆっくり考えてもらって、結論が出たら、教えてくれないか。メールでもいい。1年先でも2年先でもいいから。あ、いや、それは長いか。1ヶ月? それくらいにしといた方がいいかな。いろいろと。うん。え、早い? 2ヶ月……それはちょい遅いかな? うーむ! 妙にあわててしまってセリフをうまく口にできない俺を見て、朝倉涼子はくすっと笑った。 鉛のように重くなった頭を首の上に乗っけて、俺はふらふらと人のいない裏路地を歩いていた。まったく予期していなかった事態を自分の不注意で招いてしまい、興奮やら気恥ずかしさやら猛省やらの感情が坩堝のようにない交ぜになって全身をグルグル駆け巡っていた。 言わなきゃ良かった、断られたら気まずくなるかな、などネガティブなことを考えてみても、不思議と心には後悔が一切なかった。むしろ奇妙な達成感すらあるように思える。 まあ、考えたって仕方ない。なるようになるさ。 俺は自分にそう言い聞かせ、昨夜降りたばかりの雑居ビルの螺旋階段をまた昇っていった。国木田のやつ、店にいるかな。閉店の時間帯だけど、いてくれたらいいんだが。ドアに鍵かかってたらどうしよう。そういや、インターホンとかあったっけ。なかったんじゃないかな。施錠されてたらどうやって入れてもらおう。呼べば出てくるかな。 店の前に着いた俺は、少し違和感を覚えた。あれ、ここってこんな感じだったっけ? なんかいつもと様子が違う気がするんだが。 そうだ。閉店の時間帯にいつも店の前につっている「CLOSED」のプレートが無いんだ。珍しいな。あいつがプレートを掛け忘れるなんて。それとも、臨時で今も店を開けてるのか。 ドアノブを回してみると、なんの抵抗もなく扉が開いた。お、やっぱ開いてたんだ。ラッキー。 ほっと胸をなでおろし、店内へ「うぃーす!」と一歩踏み込んだ俺は、二歩目を踏み出すことなくその場で固まってしまった。 昨日まで俺と国木田が思い出を熱く語り合っていた店内には、文字通り何もなかった。 呆けた頭で、店の中を見回す。カウンターや備え付けの棚はあるが、それ以外の物は何もない。客用のテーブルも椅子も、棚に並べられた酒のボトルも、なにもかも。 そして、国木田の姿もなかった。 ひやりとした感覚が俺の頭に去来する。来る場所を間違えただろうかと思いつつ、こそこそと店内に入る。 カウンターの上に、黒い革財布が置いてあった。俺の財布だ。中を開けて確認する。カード類から金額にいたるまで、昨日俺が持っていた物に間違いない。 間違いなく、ここは国木田の店だった。 しかしこれはどういうことなんだ? どう見ても、これが営業を今夜に控えるバーの姿には見えない。 国木田の名を呼びながら、狭い店内を探し回る。今まではずっと狭い小さな店だとばかり思っていたが、こうしてみるとけっこう店内が広かったことに驚いた。 どこを探しても、国木田の姿はない。生活臭さえもきれいサッパリ消えている。部屋の隅々まで掃除が行き届いているらしく、ほこりっぽさもまるでない。無機質な印象が強すぎる。 落ち着け、俺。これは一体どういうことなんだ。冷静に考えてみろ。昨日俺が座っていた席に俺の財布があった。つまりここは99%国木田の店に相違ない。しかし国木田がいない。ちょっとお買い物に出かけている、というわけでもなさそうだ。 引越しでもしたのか? 昨日まで普通に店を開けていたのに、今日になって突然? 何の報告もなく? あいつらしくもない。 いや、今は昼前だ。引越しをするにしても、半日でこの店の物をすっかり持ち出すのは無理だろう。この店を引っ越そうと思ったら、何日も前から忙しく段取りをして、荷物をダンボール詰めしてレッカーでも雇ってテーブルを運び出して……。となるはずだ。とても半日で終了できるもんじゃない。 夜逃げの線もなしだ。あいつは店の経営が危なくなったからといって夜逃げするようなヤツじゃないし、そこまで資金繰りが危うい様子でもなかった。そもそも夜逃げするなら、テーブルなどの余計な荷物はすべて置いていくだろう。 なによりも、国木田が俺に一言の連絡もなくこんな行動に及んだ理由がわからない。 身体から力が抜ける感触に足をとられ、へたりこむようにカウンター席の回転椅子に腰をかけた。 そういえば。昨日、国木田の様子がおかしかったな。ふるまってくれた酒も、古くなっているという感じはしなかったし、あいつの態度にも不審な点が多かった。昨夜は酒の勢いでそんなことまったく気にしなかったが、思い返すと明らかにおかしい。あいつが、普段の生活の中で俺に、おやすみの握手を求めることなんて考えられないことだ。 何があったのかは知らない。何を国木田が考えていたのかも知らない。しかし、あいつにはあいつの理屈があって、黙って一人ここを出て行ったんだろう。 あいつが昨日俺を店に呼んだのは、古くなった酒を処分するためではなく、俺とお別れの酒宴をささやかに開くためだったんだろうか。そう思うと、少し寂しくなってきた。 ───ねえ、谷口。僕たち友達だよね。ずっと。これからも。何があっても 昨晩の国木田の言葉がリフレインする。 どこに行ったんだよ、国木田。早く帰ってこいよ。 どうせコンビニにサンドイッチでも買いに行ってるんだろ? そうだろ? 帰ってきて店のドアを開けて、「あれ、谷口どうしたの?」とか少しびっくりしたような笑顔でひょこっと現れるんだろ? 分かってるんだよ。俺をハメようたってそうはいくか。 不安になんかなってないぜ。本当だぜ。だから早く帰ってこいよ、国木田! 扉のきしむ音がして、店のドアが開く気配があった。 カウンター席で肩を落としていた俺は、弾かれるように店の入り口を振り返った。 国木田か!? 「すごいですね。まさかたった一晩で、この店がきれいサッパリ消えてしまうなんて」 おや谷口さんじゃないですか。そう言って、にやけた顔の男が現れた。 「どうしたんですか? 国木田さんなら、ご覧のとおり不在ですよ」 お前こそどうしたんだ、古泉。昼間っからアルコールを飲みに来たわけじゃなさそうだな。 古泉は相変わらず張り付けたような笑顔を浮かべて、店の入り口に立ったままだった。 ~つづく~
https://w.atwiki.jp/hu-ten/pages/21.html
解説役(ストーリーテラー)の人物紹介。 解説役とは・・・ 1の代理として、スレの随所に出てきて物語の進行、解説を行う役。 以下は歴代の担当キャラ。()内は元ネタのアニメ、またはゲーム名。 最初の数字はスレの話数。 1 ちゅるやさん(同人サークル『うつらうららか』←元ネタ:涼宮ハルヒの憂鬱の鶴屋さん): 2 同上 3 シエル(月姫):高校時代の 1と恋仲になった先生。 4 ちゅるやさん 5 坂上智代(CLANNAD) & 1 6 琥珀(月姫) 7 ちゅるやさん 8 朝倉涼子(涼宮ハルヒの憂鬱) 9 真宮寺 さくら(サクラ大戦) 10 ちゅるやさん 11 上同 12 金糸雀(ローゼン・メイデン) 13 同上 14 ちゅるやさん 15 水無 灯里(ARIA) 16 アメリア先生(マジックアカデミー) 17 ククリ(魔方陣グルグル) 18 ちゅるやさん 19 アナ・コッポラ(苺ましまろ
https://w.atwiki.jp/rakirowa/pages/93.html
◆nkOrxPVn9c No. タイトル 登場人物 001 ロワ参加者として軸がぶれている 南千秋、ピッピ 023 『笑☆点』 いさじ、村雨良、笑点のピンク 029 空を見上げる少女達の瞳に映る世界 地球破壊爆弾No.V-7、泉こなた、6/氏、桂言葉 034 おまえら人間じゃねぇ!(読者視点) 相羽シンヤ、園崎魅音 045 切り札はキミの中 南春香、赤木しげる(19歳) 050 シスターバルサミコス 6/(外見かがみ)、柊つかさ 057 Double-Action Rascal formDouble-Action Rascal form(後編) スバル・ナカジマ、アルフォンス・エルリック、シグナム、アナゴ、でっていう 076 夢のかけら 赤木しげる(19歳)、南春香、素晴らしきフラグビルド、フェイト・T・ハラオウン 077 第一回定時放送 ピエモン、ジェネラルシャドウ 080 性欲の!熱いホモ! 阿部高和、ラッド・ルッソ 084 たった一人守れないで 生きてゆく甲斐がない かえる 086 想い紡ぐ者 静かなる~Chain-情~ 089 Dawn(暁、夜明け)Dawn(暁、夜明け)(後編) 相羽シンヤ、柊つかさ、パピヨン 092 紅 kure-nai 岩崎みなみ、Dボウイ、朝倉涼子 097 Pray ~それぞれの想い~ いさじ、村雨良、黒井ななこ、クールなロリスキー 103 Ego-Eyes Glazing OverEgo-Eyes Glazing Over 後編 武藤遊戯、熱血王子、赤木しげる(19歳)、南春香、フェイト・T・ハラオウン 104 スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG 忘却のウッカリデス、阿部高和 108 true my heart(食べ物的な意味で) 相羽シンヤ 109 爆裂的に鎮火せよ! Dボゥイ、6/氏(神) 111 こくまろみるく ラッド・ルッソ、結城奈緒 113 俺の占いは当たる。 次の話でホテルは乱戦になる いさじ、村雨良 120 運命のGATE問いかけている 小早川ゆたか、阿部高和、忘却のウッカリデス 121 童貞のまま30歳になれば俺も魔法少女になれるかな? いさじ、村雨良、南千秋、素晴らしきフラグビルド、アナゴ 登場させたキャラ 4回 いさじ、村雨良 3回 南春香、赤木しげる(19歳)、相羽シンヤ、阿部高和 2回 柊つかさ、フェイト・T・ハラオウン、Dボウイ、ラッド・ルッソ、南千秋、アナゴ、素晴らしきフラグビルド、忘却のウッカリデス 1回 ピッピ、笑点のピンク、地球破壊爆弾No.V-7、泉こなた、6/氏、桂言葉、園崎魅音、6/(外見かがみ)、スバル・ナカジマ、アルフォンス・エルリック、シグナム、でっていう、ピエモン、ジェネラルシャドウ、かえる、静かなる~Chain-情~、パピヨン、岩崎みなみ、朝倉涼子、熱血王子、6/氏(神)、結城奈緒、小早川ゆたか 投下量では爆弾氏の次に位置する。基本的につなぎが多いが、いろいろ冒険しまくって読み手を飽きさせない。そして氏の活躍は外伝にまで及ぶ。猫達のキャラ付けや妄想でだがSSで尻たたきを初めて実行した人。 (2009-03-12 17 48 55) 私にとっての一番の師である。これからもあなたが作るパロロワの作品を見たいと思っている。 (2009-06-03 01 05 10) コメント
https://w.atwiki.jp/kskani/pages/305.html
NO. タイトル 作者 登場人物 101 道化は踊り蜘蛛は笑う ◆321goTfE72 キョン、雨蜘蛛 102 悪魔と戦闘機人と学生と(前編)(後編) ◆5xPP7aGpCE 悪魔将軍、古泉一樹、ノーヴェ 103 アスカ、襲来 ◆YsjGn8smIk 惣流・アスカ・ラングレー、高町なのは、小泉太湖(小砂) 104 新たなる戦いの予感 ◆2XEqsKa.CM ラドック=ランザード(ズーマ)、アプトム 105 警戒でしょでしょ? ◆4etfPW5xU6 ゼロス、朝倉涼子、キン肉スグル、ヴィヴィオ 106 第一印象がいい奴にロクな奴はいない ◆mk2mfhdVi2 リヒャルト・ギュオー、ウォーズマン 107 俺達はとんでもない思い違いをしていたのかもしれない ◆5xPP7aGpCE 深町晶、スエゾー 108 舌は踊り、血は騒ぐ ◆5xPP7aGpCE 水野灌太(砂ぼうず) 109 っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編)(後編)のこされるもの ◆h6KpN01cDg ケロロ軍曹、冬月コウゾウ、草壁サツキ、タママ二等兵、加持リョウジ 110 走り続けてこそ人生 ◆MUwCM75A2U キョン 111 祈る者、猛る者の心知らず ◆2XEqsKa.CM 惣流・アスカ・ラングレー、高町なのは、小泉太湖(小砂) 112 蛇男症候群 ◆EFl5CDAPlM ナーガ 113 迷走失意 されどこの不運は連鎖のごとく ◆NIKUcB1AGw 朝比奈みくる、川口夏子、碇シンジ、キン肉万太郎、ハム、ジ・オメガマン 114 少年少女よ大志を抱け ◆h6KpN01cDg キョンの妹、佐倉ゲンキ 115 キングもふもふはなかまをよんだ! ◆U85ZpF.SRY トトロ 116 採掘場のヒロイン ◆Fe3NifTDyM スバル・ナカジマ 117 鍵を握る者 ◆S828SR0enc ドロロ兵長、リナ=インバース 118 さらば愛しき中トトロ!! の巻 ◆YsjGn8smIk スバル・ナカジマ、中トトロ、長門有希 119 少年追い易く信頼成り難し少年いずくんぞ獣人の志を知らんや ◆5xPP7aGpCE 碇シンジ、川口夏子、朝比奈みくる、ハム 120 少女が見た理想 ◆Fe3NifTDyM スバル・ナカジマ 121 第二回放送 ◆h6KpN01cDg 草壁タツオ、長門有希 122 異世界人の考察 ◆EFl5CDAPlM スバル・ナカジマ 123 驚異の伸縮装甲 ◆Fe3NifTDyM アプトム 124 会議は笑う ◆NIKUcB1AGw ゼロス、朝倉涼子、キン肉スグル、ヴィヴィオ 125 それが俺のジャスティス ◆h6KpN01cDg ウォーズマン 126 やろう、ぶっころしてやる! ◆U85ZpF.SRY キョン、ナーガ 127 Sand Mission ◆S828SR0enc 水野灌太(砂ぼうず) 128 彼の心乱せ魔将(前編)(後編) ◆2XEqsKa.CM トトロ、悪魔将軍、ノーヴェ、古泉一樹、碇シンジ、朝比奈みくる、川口夏子、ハム 129 古泉一樹の戸惑 ◆NIKUcB1AGw 古泉一樹、ネオ・ゼクトール 130 蜘蛛は水を求め、水を恐れる ◆5xPP7aGpCE 雨蜘蛛 131 崖っぷちのメルヘン ◆S828SR0enc キョンの妹、佐倉ゲンキ 132 Devil May Cry~Z.G.Kyonは悪魔なのか?~ ◆h6KpN01cDg キョン、スバル・ナカジマ 133 黒は一人でたくさんだ!(前編)(後編) ◆2XEqsKa.CM タママ二等兵、加持リョウジ、ウォーズマン、リヒャルト・ギュオー 134 晴れてハレルヤ ◆mk2mfhdVi2 ケロロ軍曹、冬月コウゾウ、草壁サツキ 135 愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM 惣流・アスカ・ラングレー、高町なのは、小泉太湖(小砂) 136 Dies irae / まいご ◆S828SR0enc 碇シンジ、トトロ 137 ななついろ☆デンジャラス(前編)(後編)残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg 惣流・アスカ・ラングレー、高町なのは、小泉太湖(小砂)、ケロロ軍曹、冬月コウゾウ、草壁サツキ、ラドック=ランザード(ズーマ) 138 復讐者と悪魔の出会い空気少女ノーヴェと導く悪魔 ◆5xPP7aGpCE 悪魔将軍、ノーヴェ、ネオ・ゼクトール 139 混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM スバル・ナカジマ 140 舞い降りたWho are you? ◆EFl5CDAPlM 深町晶、スエゾー、ドロロ兵長、リナ=インバース 141 逃れられぬ蛇の視線我が銃よ、俺の決意を示せ嗚呼、素晴らしき人生哉! ◆5xPP7aGpCE キョン、スバル・ナカジマ、ナーガ 142 あたしが此処にいる理由 ◆Fe3NifTDyM スバル・ナカジマ 143 心と口と行いと生きざまもて(前編)(後編) ◆S828SR0enc 惣流・アスカ・ラングレー、小泉太湖(小砂)、アプトム、ネオ・ゼクトール、長門有希 144 不屈の心は… ◆Fe3NifTDyM 高町なのは、ケロロ軍曹、ラドック=ランザード(ズーマ) 145 叫び返せHUSTLE MUSCLE ◆NIKUcB1AGw 古泉一樹、キン肉万太郎、ジ・オメガマン 146 歪め↓スペクタクル阿修羅姫 ◆h6KpN01cDg 古泉一樹、キン肉万太郎 147 砂漠妖怪カンタ Sand Destiny ◆igHRJuEN0s 水野灌太(砂ぼうず)、碇シンジ 148 誰がために ◆mk2mfhdVi2 高町なのは、ケロロ軍曹、ネオ・ゼクトール、草壁タツオ 149 そして私にできるコト ◆EFl5CDAPlM ゼロス、朝倉涼子、キン肉スグル、ヴィヴィオ 150 もしもふたり逢えたことに意味があるなら ◆YsjGn8smIk キン肉スグル、ゼロス、水野灌太(砂ぼうず)、碇シンジ
https://w.atwiki.jp/erogem/pages/462.html
痴漢衝動 メーカー 確認バージョン セーブデータ WendyBell 修正なし SAGAOZ 痴漢衝動 攻略チャート セーブ1から 攻略チャート ここは慎重に……もうしばらく様子を見るもう少し大胆にやってみるか……一層興奮してしまうもっと色んなところを触りたい焦りそうになる心を抑え、丹念にそこを弄る周囲に気を配りながらも行為を進める静かにねっとりと追い上げたい [セーブ1] 「お前のことが気になってたんだ」 【END1】 セーブ1から 「お前みたいな女を、自分のものにしたかったんだ」 【END2】
https://w.atwiki.jp/hu-ten/pages/22.html
解説を行った人物の紹介。 解説役(ストーリーテラー)とは・・・ 1こと、やる夫の代理として、スレの随所に出てきて物語の進行、解説を行う。 以下は歴代の担当キャラ。()内は元ネタのアニメ、またはゲーム名。 最初の数字はスレの話数を表す。 1 ちゅるやさん(同人サークル『うつらうららか』←元ネタ:涼宮ハルヒの憂鬱の鶴屋さん): 2 同上 3 シエル(月姫):高校時代の 1と恋仲になった先生。 4 ちゅるやさん 5 坂上智代(CLANNAD) & 1 6 琥珀(月姫) 7 ちゅるやさん 8 朝倉涼子(涼宮ハルヒの憂鬱) 9 真宮寺 さくら(サクラ大戦) 10 ちゅるやさん 11 上同 12 金糸雀(ローゼン・メイデン) 13 同上 14 ちゅるやさん 15 水無 灯里(ARIA) 16 アメリア先生(マジックアカデミー) 17 ククリ(魔方陣グルグル) 18 ちゅるやさん 19 アナ・コッポラ(苺ましまろ)
https://w.atwiki.jp/kskani/pages/82.html
Contacting ファイティング・コンピューターVS対コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス ◆LQxnEUL7WA 丸みを帯びた形状に、数々の傷や窪み。往年の兵器を思わせる、古めかしい装甲。 漆黒のヘルメット、ショルダーパッド、ニーパッド、レスリングパンツ、それらが包む浅黒い筋肉。 目には映らぬ肉体内部には、人類未踏の技術により組まれた超人界至高のメカニズムが躍動を続けている。 時折聞こえてくるコーホー、コーホーという機械的な呼吸音は、深夜の凍てついた空気に響きそして消えた。 「……」 無言。呼吸音以外は無駄な言葉を発さず、漆黒の男はただ考え事をしていた。 慌てず騒がず、自らが立つ境遇、舞台、環境を判断材料に、物事の取捨選択と優先順位の組み立てを進める。 これが過去の、約三十年前の若かりし頃の彼であったならば、こうはいかない。 未曾有の自体に頭がパニックを起こし、この催しの趣旨どおり、監視者たちの掌で躍らせて仕舞いとなっただろう。 年月は人に落ち着きを与える。それは人間にも、超人にも言える道理だ。 だからこそ――21世紀の時を生き、伝説超人(レジェンド)の一人として称えられた彼は慌てない。 冷静沈着な精密機械のように、ロボ超人であるウォーズマン――通称『ファイティング・コンピューター』は揺るがない。 「フッ……超人オリンピック・ザ・レザレクション決勝、ケビンマスク対キン肉万太郎の対決を目前に控え、こんなところに連れてこられるとは」 21世紀、前世紀に名を馳せたキン肉マンやテリーマン、ロビンマスクといった強豪超人たちは、衰え一線を退いた。 若き超人たちの指導者となる者、老体を構わず研磨する者、あてもなく人間の世を放浪する者、歩んだ道はそれぞれだ。 その中で、歳を取らず肉体の衰えもないロボ超人ウォーズマンは、とある一人の若き超人に着目し、専属の指導者となった。 祖国ロシアを捨て、西方のイギリスに愛国心を移してまで熱情を注いだのは……かつての師、ロビンマスクの一人息子たるケビンマスクだった。 ウォーズマンの体内時計によれば、明日は超人オリンピック・ザ・レザレクション決勝当日、ケビンマスクがチャンピオンとなる吉日のはずだった。 もちろん、コーチたるウォーズマンがこんなところで油を売っているわけにはいかない。早々に日本へと舞い戻らなければ。 「俺だけならば、それでよかった。しかしここには、キン肉マンの息子であるキン肉万太郎までいるではないか」 殺し合いの参加者がピックアップされたリスト、その中には、ケビンマスクの対戦者たる日本代表超人、キン肉万太郎の名もあった。 対戦者不在では、決勝戦は成り立たない。不戦勝により勝ち得たチャンピオンベルトに価値はなく、ロビン王朝の復活には繋がらない。 己の身だけではなく、キン肉万太郎もどうにかして連れ出し、帰還を果たさなければならなかった。 「いや、問題はそれだけじゃない。万太郎の父にしてかつての英雄超人、しかし今は老いぼれ大王のキン肉マン。 俺たちの時代にその悪名を轟かせ、超人界に多大なる爪痕を残していった悪魔将軍にジ・オメガマン。 元悪魔超人だが正義超人に鞍替えを果たし、祖国たる魔界での生活を送っていたかと思われたアシュラマン。 なんともおかしな人選だ。特に悪魔将軍とオメガマンの名が気にかかる。キン肉マンに倒されたはずの二人がなぜ……」 名簿に名を連ねる有名・強豪超人たち。死んだ者や一線を退いた者まで含まれるその面子を見て、ウォーズマンは訝しんだ。 そして連想するのは、この面子を選び拉致した殺し合いの首謀者……草壁タツオと長門有希の顔だ。 超人でもない、単なる人間であるはずの二人が、いかにしてこのような催しを実行できたのか、謎が残る。 「他の参加者も……殺し合いをするメンバーには、正義超人が守護すべき人間たちが多く含められている。 人間・超人が混在する輪の中で、クロエの仮面を剥ぎ取られた俺に、神はなにを望む? ケビンマスクよ……おまえならどうした? そしてケビンの父であるロビンマスク、あんたなら……」 ウォーズマンの悲願。それは、自身を超人レスリング界に引きずり込んだ張本人たるロビンマスクへの恩返し。 ひいては、彼の息子たるケビンマスクをこの手で鍛え上げ、結果としてのチャンピオンベルト姿を拝むことにある。 一方で、ウォーズマンは人間を尊び守る、地球の平和を死守する正義超人軍の一端だ。 前者がクロエとしての顔であるとするなら、後者はウォーズマンとしての顔。 そして、この地で呼ばれたのが『クロエ』ではなく『ウォーズマン』だとするなら……。 「戦えというのか~? ケビンマスクのコーチ超人クロエとしての悲願ではなく、 ファイティングコンピューター・ウォーズマンとしての捲土重来を成せというのかぁ~?」 仮面の外側に汗をかきながら、ウォーズマンは頭を抱えて狼狽する。 若かりし頃のウォーズマンであったならば、このまま懊悩の海に沈み溺れただろう。 だが、 「……おもしれぇじゃねぇかぁ~」 ニィ……っと、ウォーズマンが口元を歪曲させて、笑う。 残忍さを主張する不気味な笑みは、彼がファイトの際に時折見せる――通称『ウォーズマンスマイル』。 若き超人時代の衝動と、アイドル超人軍としての使命感が沸々と甦り、ウォーズマンは歓喜に震えたのだった。 「やってやるぜー! 一人でも多くの人間を守り、悪行超人に類する輩はこの俺が沈めてやるー!」 猛々しく叫び、ウォーズマンは立ち上がった。 「さて、そうと決まればいつまでも燻ってはいられねぇ。まずは各地を回ってみるか……」 確固たる指針を胸に、行き先を求めるウォーズマン。 現在地である暗がりからの脱出を目指し、歩を向けた矢先、 幼い少女の泣き声が聞こえた。 ◇ ◇ ◇ なにもかもがわからなくなって、しっちゃかめっちゃかだった。 おかあさんの退院の日は、そろそろだと聞かされていた。 おとうさんが、大勢の人たちの前でなにかを喋っていた。 おねえちゃんと繋いでいたはずの手の感触が、消えていた。 全身を不安と焦燥が駆け巡り、足は加速し、走った。 見知らぬ土地を、がむしゃらに駆けた。 草壁メイには、それしかできなかった。 四歳児の体には余る大きなデイパックを背負いながら、首輪の感触に怯えながら。 知らない男の人がスープになる光景を覚えながら、それを眺めるおとうさんに怯えながら。 「わあああああああああああああああああんっ!!」 顔面は既に涙でぐしょぐしょになり、目は赤くなっていた。 それでも走りをやめられないのは、安心が訪れないからだ。 いつもメイに安心を分け与えてくれていた姉や祖母は、側にいない。 歯止めが利かず暴走する童心は、やがてその身を一軒の廃屋へと導いた。 照明皆無の暗闇と、呼吸器官に詰まるような埃混じりの空気は、引っ越して来たばかりの我が家に似ていた。 割れた窓ガラスや腐った床など、掃除だけでは住まいにはし難い雰囲気すら漂っていたが、メイは構わず突き進む。 ひょっとしたら、ここにおねえちゃんがいるかもしれない。おばあちゃんがいるかもしれない。いないかもしれない。 どこに行けばいいのかもわからなかった。普段ならとっくに寝ている時間、メイは疲れ果てるまで疾走を続けた。 暗黒が満たす廃屋の中に足を踏み入れ、しかしその度合いがあまりにも濃すぎたがために、メイは二の足を踏む。 幽霊でも出そうなべとついた空気に当てられて、幼女の恐怖心はさらに駆り立てられた。 あのときは、おねえちゃんと一緒だったからまだ平気だった。あんな風に、大声で叫ぶこともできた。 今は夜で、ひとりぼっちで、家に帰る手段もわからなくて、これからどうなってしまうかも全然わからない。 不安が満たす矮小な心は、それでも懸命に救いを求め、少女の喉を刺激する。 元気を取り戻せば、きっと――と。 「まっくろくろすけでておいでー!」 メイは暗闇に向かって、泣きながらそう叫んだ。 すると、 「コーホー」 返ってきたのは、機械的な呼吸音。そして黒い人だった。 ◇ ◇ ◇ 「わああああああん! おねええええええちゃああああああああん!!」 叫びの音量は増し、メイは脱兎の如く廃屋から逃げ出した。 田舎で慣らした健脚がなければ転んでいただろう速さで、とにかくあの黒くて大きな人から逃れるために、走った。 そんな、殺し合いの渦中に身を置かれた哀れな子供に目をつけたのは、一人だけではなかった。 メイの足が向かう先、待ち構えるように立つ一人の少女の影があった。 抜群のプロポーションをオーソドックスなセーラー服に包み、艶やかな長髪を可愛らしく揺らす。 喜色に富む朗らかな笑顔は、泣き叫ぶ少女の姿をしっかりと捉え、またニコッと笑う。 手には大型のボウイナイフが握られており、血痕の付着していない刃は今、この地で初めて人に向けられる。 朝倉涼子はボウイナイフを得物とし、草壁メイを最初の獲物に選んだ。 朝倉の持つギラギラとした刃に気づいたメイは、疾駆していた足を緊急停止。 泣き顔をそのままに、声だけは止めて、にこやかに立つ朝倉と相対する。 笑顔から発せられる、あまりの威圧感。耐え難い恐怖に、メイは竦んでしまった。 既に狂気を垣間見た直後、四歳児のメイに耐えられるものではなく、当に限界は超えてしまっていた。 「おねえ、ちゃ、た、たすけ」 どうにかして搾り出した声を、人間ならざる聴覚を持つ朝倉が拾い、返答としてこのような言葉を突きつける。 「うん、それ無理」 残酷無比なキラースマイル。 朝倉が一歩前に出て、メイは尻餅をついた。 朝倉がもう一歩前に出て、メイは失神してしまった。 朝倉は構わず、進撃を進めた。メイの意識はもはや朝倉には干渉できない。 当然の結果が見えた、刹那。 メイの後方に位置する廃屋から、黒い影が飛び出した。 「うおおおおお! スクリュードライバー!!」 両腕を頭の上にピンと伸ばし、自身を矢のように鋭く尖らせ、回転。 弾丸の性質を持った弩弓として、廃屋の壁をぶち破り標的の朝倉涼子に一目散。 ベアークロー未装着でのこの技は、21世紀では『超人削岩機(マッハパルバライザー)』とも呼ばれる。 飛来する黒の超人弩弓を前に、朝倉涼子は驚き瞠目する。 身の硬直も一瞬に済ませ、すぐさま跳躍。人間離れした身体能力を持ってスクリュードライバーの射程から逃れた。 朝倉が回避したことにより、弩弓は回転を停止。自身にブレーキをかけ、気絶した少女の壁となるように立つ。 決意して早速、ウォーズマンは正義超人としての務めを果たしたのだった。 が、守護はとりあえずだ。安逸は、悪行超人に類する外敵を倒して初めて訪れる。 「邪魔する気?」 こっくりと首を傾げ、可愛らしく尋ねる朝倉。 ウォーズマンは、そんな彼女に不敵な笑みを零しつつ返した。 「フッ、今さら人間面するのはやめてもらおうか。このウォーズマンの精巧なセンサーが告げている……貴様、人間ではないな?」 「あら、そういうあなたも人間じゃないみたい。でも、そっか。うん。ひょっとしたら、そういうことなのかもしれないね」 ロボ超人であるウォーズマンの観察眼は、目の前の少女をただの人間ではないと踏んだ。 首謀者のあの二人、草壁タツオの側にいた長門有希なる少女。どこか彼女に近しい雰囲気を感じる。 ゆえにウォーズマンは脇を固め、悪行超人を前にしたときと同様の心構えで対決に臨んだ。 しかし、朝倉涼子の次なるアクションは、ウォーズマンとしても想定外なものだった。 「今回の一件については、私は特になにも説明されていないの。情報統合思念体とのコンタクトも不可。 けれどあの場にいた長門さんは紛れもなく本物だろうし、そもそも粛清されたはずの私がこうしてここに立っているのも不自然な話。 でね、いろいろ考えてみて、とりあえず趣旨に則ってみようと思ったんだけど、あ、もちろん涼宮ハルヒは保護対象として確保する前提でね」 スマイリー・マーダーは急にナイフを皮製の鞘に収め、饒舌に事情を語りだす。 展開の唐突さに疑問を覚えるウォーズマンは、ファイティングポーズを解かぬまま問うた。 「なんのつもりだ?」 朝倉はニコッと返し、直接の返答ではない身の上話を続ける。 「けど、そうなのよね。ここには私の知っている人間だけじゃなくて、あなたみたいな非人間もいるみたい。 情報統合思念体とのコンタクトが取れないから、あなたがどういった存在なのかも私は知ることができないし。 これはあれかな、人間みたいに情報は自分の足で得ろっていうお告げなのかな。おかしな話よね、誰に命令されたわけでもないのに。 だってそうでしょう? 私は単なるバックアップかもしれないけど、長門さんの部下というわけじゃないし、草壁タツオなんて人間は知らない。 私は対コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスであって、人殺しの道具ではないわけだし、そもそも殺す意味が不明瞭だもの。 もしこの舞台が私の知らない情報で構成されていて、あなたのようなイレギュラーが他にも存在するというのなら、私はまず知ってみたい。 この感覚はあれね。キョンくんを殺して涼宮ハルヒがどう出るか探求した、急進派の意向に沿って行動した私とは別種とはいえ同じものなのかも」 ……タクティクスに長けたウォーズマンの精巧なコンピューターといえど、朝倉の真意はまるで読み取れなかった。 本人どう対処したものかと立ち往生する傍ら、朝倉は無防備に歩み寄ってくる。 「安心して。とりあえず、その子とあなたに危害を加える気はなくなったから」 変わらぬ笑顔で、まったく信用できないセリフを吐く朝倉に、ウォーズマンは結局構えを解けぬまま、 「ね? だから――少しあなたの話を聞かせて」 親交の証として、向こう側からの強制的な握手を許してしまった。 【E-05/廃屋前/一日目・未明】 【名前】ウォーズマン @キン肉マンシリーズ 【状態】健康 【持ち物】デイパック(支給品一式、不明支給品1~3) 【思考】 1:幼女(草壁メイ)を保護、少女(朝倉涼子)に対応。 2:正義超人ウォーズマンとして、一人でも多くの人間守り、悪行超人とそれに類する輩を打倒する。 3:最終的には殺し合いの首謀者たちも打倒、日本に帰りケビンマスク対キン肉万太郎の試合を見届ける。 【備考】 ※「キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE2」超人オリンピック・ザ・レザレクション決勝直前から参加。 【名前】朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱 【状態】健康 【持ち物】ボウイナイフ、デイパック(支給品一式、不明支給品1~2) 【思考】 1:自身の知らぬ未知の情報を吸収、分析し、今後の方針を練る。そのためにもまずウォーズマンと対話したい。 2:今のところ誰かに危害を加えるつもりはない。 【名前】草壁メイ@となりのトトロ 【状態】気絶、精神疲労、軽い錯乱状態 【持ち物】デイパック(支給品一式、不明支給品1~3) 【思考】 1:失神及び錯乱状態。 2:おねえちゃんやおばあちゃんに会いたい。 時系列順で読む Back 時をかける少女? Next 少年少女と、変態 投下順で読む Back 時をかける少女? Next 少年少女と、変態 GAME START ウォーズマン 対有機生命体コンタクト用インターフェースは電気娘の夢を見るか? GAME START 朝倉涼子 GAME START 草壁メイ
https://w.atwiki.jp/55syota/pages/167.html
32 :・・・orz:2009/01/22(木) 08 22 45 ID odLH9aTn 【注:痴漢は犯罪です。(01/02)】 ユウタ君は、小学○年生。隣町の塾から電車の帰る途中。 いつもすいている車内が今日はぎゅうぎゅう詰め。 いつの間にか、扉際の隅っこに追いやられて… ふぅ…今日も遅くなっちゃたな。 …にしても、いつもこんなに混んでたっけ? …ん? え、何…? お尻に何か当たって…?…! えええっ!? ま…まさか… 痴漢!!!?? ど、ど、ど、どうしよう…。 この人…ボクのお尻、触ってる…!? こ、これ…絶対偶然じゃないよ~… うぅ…クラスの女の子たちが遇った事あるって言ってたけど…怖いよぉ… どうしよう…この人ボクの事、女の子だと思ってるのかな…? そ、そうだ!声、出したらボクが男だって判るよね… よ、よ~し、「止めてください」って言えばいいんだ… ひあぁぁっ!…って、え、ちょっ!? こ、この人、今ボクのオチンチン触ってる!? や、やだぁ…やめてよぉ…!! なんでぇ…ボクの事、男だって判ったハズなのにぃ… うぅ…この人、息…荒くなって… さっきから、お尻に…硬いモノ、グリグリ押し付けてる… や、やっぱりコレって…オ、オチンチン…だよね…。 ボクの身体、触って…興奮してるんだ… モゾ…ゴソ… …!? う、嘘…っ! この人、ボクのズボン、脱がそうとしてる!? や、やだぁ…やめてよぉ!電車の中だよ!?他の人に、見られちゃう…!! ゆ、許して…っ!見えちゃう…見えちゃうよぉ…っ! 33 :・・・orz:2009/01/22(木) 08 23 13 ID odLH9aTn 【注:痴漢は犯罪です。(02/02)】 スル…パサ… そ、そんな…ボク、電車の中で、オチンチン出しちゃってる… しかも、知らないお兄さんに…身体、触られて…痴漢、されちゃてる…っ! うぅ…でも何で…何で、ボクのオチンチン、大きくなっちゃってるの!? こんなに、恥ずかしいのにぃ… お願いだよぉ…もう大人しくしてるからぁ…早く、終わって… 早くしないと、他の人に気付かれちゃう…っ! カチャカチャ…ゴソ… え…?お尻に何かペタッ、て当たって… こ、これって…まさか…!? やっ、汚な… この人、ボクを脱をしただけじゃなくて…自分のも、出すなんて… うぅ…し、信じられない…何考えてるんだよぉ… ガシッ…グイグイ… や、やだぁ!さ、触りたくない…こんなの、おかしいよぉ…! …え?抜いてくれたら、離してやるって…? ぬ、抜く、って何…? …こうするんだ、って…!ひあぁっ!な、何これ…! お兄さんがオチンチン、コスると…!お腹がムズムズして… や、やだ、やだやだぁ…止めてよぉ…!こんなの変だよぉ… 止めて欲しかったら早くしろって…、うぅ…判ったよぉ…ヒクッ… しゅこしゅこ、しゅっしゅっしゅっ… ふああぁぁ…、なんでだろぉ…お兄さんにオチンチン、コスられてると… ボク、なんか…ドキドキしちゃって…これってキモチイイって事なのかな… お兄さんも、息が荒くなってきてるし…え、何…?イク…? イクって…? …!?ひゃぅうん!い、いきなりオチンチンコスるの、早くしないで…! や…っ!ダメっ…!何か変…っ!オ、オシッコ出ちゃう…っ! びゅるうっ!ぶびゅるうっ!びゅるるぅぅううっ! ふあぁぁ…お尻に、熱っいのがかけられてる… はぁはぁはぁ…。うぅ…何これ…オチンチンから何か出たよぉ… 電車の扉ビチャビチャにしちゃた… …一応、終わったみたい…やっと離して… パシャッパシャッ… ふへ…!? な、何…なんで、みんなボクの方見てるの…? や、やだぁ…っ!撮らないでよぉ! …?なんでボクの名前…獲物…?狙い通り…? …ひっ! や、やだぁ…っ!離してぇ!…離してよぉ…ボクもう降りるからぁ… おわり
https://w.atwiki.jp/ln_alter2/pages/313.html
151~200 本編 No. タイトル 作者 登場人物 151 人違いメランコリー ◆02i16H59NY キョン、御坂美琴 152 CROSS†POINT――(交信点) 前編CROSS†POINT――(交信点) 後編 ◆EchanS1zhg 坂井悠二、水前寺邦博、ヴィルヘルミナ・カルメル逢坂大河、須藤晶穂、テレサ・テスタロッサ、インデックス 153 必要の話(Ⅱ) ◆UcWYhusQhw キノ、トレイズ 154 アがれはしない十三不塔――(シーサンプーター) 前編アがれはしない十三不塔――(シーサンプーター) 後編 ◆EchanS1zhg クルツ・ウェーバー、黒桐鮮花、白井黒子、ティー浅羽直之、伊里野加奈、相良宗介、リリア 155 【Hg】ハイドリウム ◆MjBTB/MO3I フリアグネ、トラヴァス、両儀式 156 forever blue (前編)forever blue (後編) ◆olM0sKt.GA 坂井悠二、水前寺邦博、白井黒子、ティー、浅羽直之伊里野加奈、相良宗介、リリア、シャナ、島田美波 157 disappear/loss ◆UcWYhusQhw ヴィルヘルミナ・カルメル、逢坂大河、須藤晶穂、ステイル=マグヌス 158 「作戦会議」― IN Bennys ― ◆LxH6hCs9JU 師匠、朝倉涼子、浅上藤乃 159 Memories Off (上)Memories Off (中)Memories Off (下) ◆MjBTB/MO3I 坂井悠二、水前寺邦博、白井黒子、ティー浅羽直之、伊里野加奈、シャナ、島田美波 160 忘却のイグジスタンス ◆LxH6hCs9JU リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ、相良宗介、クルツ・ウェーバー、黒桐鮮花 161 とおきひ――(memory once again) ◆EchanS1zhg 白井黒子、ティー 162 トリックロジック――(TRICK×LOGIC) 1トリックロジック――(TRICK×LOGIC) 2トリックロジック――(TRICK×LOGIC) 3トリックロジック――(TRICK×LOGIC) 4 ◆EchanS1zhg 上条当麻、姫路瑞希、千鳥かなめ、川嶋亜美いーちゃん、涼宮ハルヒ 163 Next Relation ◆UcWYhusQhw 上条当麻、姫路瑞希、千鳥かなめ、川嶋亜美いーちゃん、涼宮ハルヒ 164 囁かれる者と喰らう者 ◆UcWYhusQhw インデックス、テレサ・テスタロッサ 165 小憩――(waiting game) ◆EchanS1zhg 如月左衛門、紫木一姫 166 第三回放送――(1日目午後6時) ◆EchanS1zhg 西東天 167 浅羽直之の人間関係【改】 ◆LxH6hCs9JU 浅羽直之 168 intermezzo――(間奏) ◆EchanS1zhg 逢坂大河、須藤晶穂、ステイル=マグヌスシャナ、坂井悠二、島田美波 169 only my railgun (前編)only my railgun (後編) ◆UcWYhusQhw 相良宗介、クルツ・ウェーバー、黒桐鮮花、白井黒子、ティーリリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ 170 CROSS†POINT――(交語点) 前編CROSS†POINT――(交語点) 後編 ◆EchanS1zhg ヴィルヘルミナ・カルメル、逢坂大河、須藤晶穂ステイル=マグヌス、シャナ、坂井悠二、水前寺邦博島田美波、師匠、朝倉涼子、浅上藤乃 171 盤面の瀬戸際で ◆UcWYhusQhw トラヴァス、フリアグネ、両儀式 172 なんでもなかった話――(SHATTERED MEMORIES) ◆EchanS1zhg 浅羽直之、如月左衛門、紫木一姫